Googleスプレッドシートでも、Microsoft Excelと同様に 関数(式)を利用することができます。
Microsoft Excelよりも種類は少ないですが、Googleスプレッドシート特有の関数もあります。
関数を入力する方法
Googleスプレッドシートに関数を入力する方法は2つあります。
セルに直接入力する

計算結果を表示したいセルに 関数(式)を入力します。
半角で入力しないと正しい計算結果が表示されないので注意してください。
※ ”(ダブルクォーテーション)で囲む文字列は全角可

関数(式)が長くなる場合は「数式バー」に直接入力すると見やすくなります。
数式バーが表示されていない場合は「メニュー表示>表示>数式バー」 にチェックを入れてください。
メニューバーから選択する

「関数アイコン」をクリックすると、関数リストが表示されます。
マウスオーバーすると関数の説明が表示されます。
セルの範囲指定を固定する

関数(式)はセルに記述するため、他のセルにコピーすると、
関数内の範囲の指定がズレる場合があります。
固定絶対参照記号「$」を入れることで範囲を固定できます。
列を固定(例:$A1)
右や左に数式をコピーしても、参照する列は「A」のまま固定されます
行を固定(例:A$1)
上や下に数式をコピーしても、参照する行は「1」のまま固定されます
列と行を固定(例:$A$1)
どの方向に数式をコピーしても、常に「A1」セルだけを参照し続けます
範囲を固定(例:$A$1:$C$10)
コピー先で数式が変化しても、計算対象の範囲が絶対にズレなくなります
良く使う関数
良く使う関数をいくつか紹介します。

SUM:数値の合計
範囲の数値を合計します。
=SUM(範囲)
()の中は合計する数値の範囲を入れます。
数値の範囲は「列名+行番号:列名+行番号」で指定します。

SUBTOTAL:表示されている数値の合計
表示されている数値のみ合計します。
=SUBTOTAL(109,範囲)
()の中は 引数 と 合計する数値の範囲 を入れます。
109 は関数の第1引数で、フィルターで隠れた行も、手動で非表示にした行も、すべて除外して画面に見えているものだけを合計します。

AVERAGE:数値の平均値
指定した範囲の平均値を計算します。
=AVERAGE(範囲)
()の中は平均値を計算する数値の範囲を入れます。
数値の範囲は「列名+行番号:列名+行番号」で指定します。

MAX:数値の最大値
指定した範囲の最大値を計算します。
=MAX(範囲)
()の中は最大値を計算する数値の範囲を入れます。
数値の範囲は「列名+行番号:列名+行番号」で指定します。

MIN:数値の最小値
指定した範囲の最小値を計算します。
=MIN(範囲)
()の中は最小値を計算する数値の範囲を入れます。
数値の範囲は「列名+行番号:列名+行番号」で指定します。

IF:条件分岐
指定した条件にしたがって処理を変化させる関数です。
=IF(論理式 , TRUE , FALSE)
<論理式>
セル範囲 と 論理値(TRUEかFALSE)の式
範囲を指定して、四則演算、数値の比較、文字列・日付を比較<TRUE>
論理式が TRUE(正)の場合に返される値
<FALSE>
論理式が FALSE(否)の場合に返される値
省略可、デフォルトは空白

FALSE の部分に IF を入れて、複数条件にすることもできます。
=IF(論理式 , TRUE , IF(論理式, TRUE , FALSE))
「( )」カッコが 対 で一致しないとエラーになります。

IFS:複数の条件分岐
結果を3つ以上に分けたい時に使用する関数です。
IFを入れ子にして条件を指定するより、簡単に指定できます。
=IFS(条件1,値1,条件2,値2,条件3,値3)
条件と値が対になっていないとエラーになります。

COUNTIF:条件に一致する要素の個数
条件に一致する要素の数をカウントします。
=COUNTIF(範囲 , 条件)
条件にセルを指定すると、セルの値と一致するものをカウントします。

VLOOKUP:表を検索して対応する値を取り出す
特定の値を、指定した範囲から検索し、一致した行の、指定した列の値を取り出す関数です。
=VLOOKUP(検索キー, 範囲, 指数, [並べ替え済み])
<検索キー>
検索する値(セル)を指定します
<範囲>
検索するマスタデータの範囲です
検索キーと一致させる値は、範囲の左端の列にする必要があります
<指数>
検索が一致した時に、何列目の値を取得したいかを数字を指定します
<並べ替え済み>
TRUE(省略した場合) または FALSE を指定します
TRUE は 最も近い値、FALSE は 完全一致の値 で検索します

XLOOKUP:指定した範囲を検索して対応する値を取り出す
特定の値を、指定した範囲で検索して、対応する値を取り出す関数です。
VLOOKUP では左端の列しか検索できませんが、XLOOKUP は検索範囲で指定することができます。
=XLOOKUP(検索キー, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
<検索キー>
検索する値(セル)を指定します
<検索範囲>
検索対象の範囲を指定します
単一の行 または 列 を指定できます
<戻り範囲>
検索結果を取り出す対象の範囲を指定します
検索範囲で指定した 行 または 列 の数と一致させてください
<[見つからない場合]> (任意)
一致が見つからない場合に返す値を指定します
指定しない場合はエラーが返されます
<[一致モード]> (任意)
「検索キー」の一致とみなす基準を指定します
指定しない場合は完全一致になります
「0」は完全一致
「1」は完全一致または「検索キー」より大きい次の値
「-1」は完全一致または「検索キー」より小さい次の値
「2」はワイルドカードの文字列に一致する値を一致とみなす
<[検索モード]> (任意)
検索範囲の検索方向を指定します
指定しない場合は先頭から末尾に向かって検索します
「1」は先頭から末尾に向かって検索
「-1」は末尾から先頭に向かって検索
「2」は検索範囲が昇順で並べ替えられていると想定して検索
「-2」は検索範囲が降順で並べ替えられていると想定して検索
Googleスプレッドシートにしかない関数
Microsoft Excelにはない、Googleスプレッドシート固有の関数を紹介します。
| 関数名 | 説明 |
| QUERY | 必要とするデータを抽出します QUERY関数にはクエリ言語(実行命令)があり、データの並び替え、条件検索、グループ化を行うことができます |
| IMPORTRANGE | 指定したスプレッドシートのセル範囲を読み込みます 元のスプレッドシートが更新されると、読み込み先のファイルも自動で反映されます |
| ARRAYFORMULA | この関数を追加した数式を1つのセルに入力するだけで、指定した範囲(複数行/複数列)に数式の結果を反映します |
| IMPORTXML | Webサイト上の情報をGoogleスプレッドシートに抽出します (Webスクレイピングといいます) |
Googleスプレッドシートの関数一覧や、使い方の詳細はこちらを参考にしてください。
